Wordの「アウトライン」機能、ややこしくてキライ
Wordの「アウトライン」機能で長文ドキュメントを作ると、あちこちで書式が思い通りにならず、ぐじゃぐじゃになる。ややこしくてキライ!と思っていた。
しかしどうやら、最初に「土台」となるレベルの構成を作るときに、きちんと設定をしていないから後でヘンになるらしい。
そもそも、Wordの「スタイル」にある「見出し」は、「レベル」と連携している。
「見出し」を設定すると、自動で「レベル」が設定される。
これは逆も同じ。「レベル」を設定すると、「見出し」が自動で設定される。
見出し1ならレベル1、見出し2ならレベル2…。
コレをちゃんと理解せずに作っていたのでヘンになっていたようだ。
そんなわけで、久々の勉強会。
アドバイザー(?)のHさんお疲れ様でした&ありがとうございました。
以下は今日分かった、「うまくいかない理由」
- 目次を作ると、一部の書式がおかしい(太字になってたりとか)
アウトラインで文書を作成しているときに、上記を理解せずに手動で見出しの書式を変えるとこういうところでおかしくなるらしい。
アウトライン機能を使うときは、見出しには「見出し」スタイルを適用し、書式をカスタマイズしたければ、あとから「スタイルの変更」で変えればヨイ。(アウトライン番号を振っている場合は、「新しいアウトラインの定義」)
- 目次のページ番号に、ページ番号の書式を反映させたくない。「-1-」とか。
最初に飾りのない数字をページ番号に設定し、手動で「-」を入れるとヨイ。
参考)http://www.office-qa.com/Word/wd86.htm
- アウトラインレベルを設定している見出しにインデントを設定したい場合は?インデントボタンを押すとレベルが変わってしまう。
アウトラインレベルを使っていると、「インデント」ボタンはレベルの上げ下げとして機能する。
「左インデント」を設定したければ、見出しスタイルで設定すべし。
- 改ページをして次のページ冒頭で網掛けを使うと、勝手に前ページの「改ページ」と表示されているところにも網がかかってしまう。
Ctrl+Enterで改ページをすると、改ページは「あとの段落(つまり新しいページの冒頭の段落)に含まれる」のでこうなる。
「段落」ダイアログの「改ページと改行」から「段落前で改ページする」で改ページするとよい。
▲ちなみにこの「段落」→「改ページと改行」ダイアログについて。
「改ページ」という言葉が出てくるから、あの強制的にページを送る「改ページ」と思ってしまうが、ここでは「ページを次に送るとき、段落のカタマリをどう送るか」という意味あいで使われているようだ。
- 「改ページ時1行残して〜」は、段落がページ末尾に来たとき1行だけが前のページに残りそうになったら、次のページに強制的に移動させ、泣き別れにしない。
- 「次の段落と分離しない」「段落を分割しない」も同じ。ページ末尾に来たときに、離れないで1つのページにおさめる設定。
- そして「段落前で改ページする」が、単なる改ページの「段落の前に改ページを含むバージョン」。長文を作成するとき、ある見出しの前では必ず改ページするんです、という場合はスタイルで設定しておくとよい。
参考図書
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