スマートフォンは発達障害の「メガネ」になれるか

NHK福祉ネットワーク「ぼくの気持ちを伝えたい」
(再放送4月26日)
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/info/1104/110419.html

いま、自閉症児などが自分の意志を伝える「ツール」として、スマートフォンなどの携帯情報端末が注目されている。
(1) 持ち運びしやすい、(2)視覚的な情報を触れることで操作する、(3)ソフトを増やせる、という携帯情報端末の特徴は、自閉症児などが使うツールとしてぴったりなのだ。

兵庫県が開発に予算を組んでいる
http://d.hatena.ne.jp/ggpc/20110305

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近眼の人が「私、目が悪いんです」と人に言ったら「ああ、そうなんですか」とすんなり受け入れられるのは
1)近眼という疾患が認知されている
2)メガネ、という補助具があるのでそれでだいたいなんとかなる
この2点があるから。(もちろん、数値で測定できる、というのもあるが)
もしも1)2)がなかったら、「離れた場所がよく見えないんです」と言っても「そんなの、遠くなんて誰だってよく見えない」と言われて分かってもらえないかもしれない。
発達障害は1)2)がまだまだないので、一生懸命説明しようとしても「そんなの、誰だってそうだ」となってしまうことが多々ある。
早く、1)社会的な認知 2)補助ツールの開発 が進んで「ああ、そうなんですか」とすんなり受け入れられる社会になるといいと思う。