居眠り運転を防止するスマホのアプリ

居眠り運転を防止するスマホのアプリ(DIGITAL DIME)

http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/dime-20120111-00001/1.htm
居眠り運転を防止するための新たなソフトの研究が進んでいる。ドライバーの眼球の動きから眠気を察知し、未然に警告音を出すというものだ。

 研究に取り組むのは中部大学の平田豊教授グループ。「ヒトには頭が動いても、眼球の動きを調節し、見ているものがブレないようにする前庭動眼反射(VOR)と呼ばれる能力が備わっています。実験の結果、ヒトは眠くなるとVORが鈍くなり、頭が動いても目があまり動かないことがわかりました。また、VORが鈍くなる初期段階では、ヒトが眠気を自覚していないことも判明しています」(平田教授)

 VORの変化をウオッチし続ければ、ヒトの眠気を事前に察知できるのだ。平田教授が眼球の動きを捉えるツールとして目をつけたのが、スマートフォン。「VORを評価するには、頭と目の動きを測定することが必要。そこで『iPhone』に内蔵されたセンサーとカメラで、ドライバーの頭と目の動きを検出することにしました。眠気の予兆を検知したら、『iPhone』に内蔵された音楽を流して覚醒を促します。Android端末はセンサーの特性が機種ごとに違うので、その問題がクリアできれば、同じ仕組みのソフトが作れると思います」(平田教授)