ファーストサーバ社

http://mainichi.jp/select/news/20120626k0000m020141000c.html
データ消失:5698件の復旧不可能 ヤフー子会社
毎日新聞 2012年06月26日 01時52分(最終更新 06月26日 01時59分)

 レンタルサーバーを提供するヤフーの子会社「ファーストサーバ」社(大阪市)が、顧客から預かっていたホームページ(HP)やメールのデータを大量に消失させた問題で、同社は25日、データが消失した顧客数が5698件に上り、データ復旧は不可能であることを明らかにした。国内では最大規模のトラブル。同社は被害を被った顧客に対し、顧客がこれまで支払った料金を上限に損害賠償に応じるとの方針も明らかにしたが、信頼してデータを預けた顧客の間では困惑が広がっている。

 レンタルサーバーは、HPなどのデータの記録や情報処理を、大型コンピューターを持つ業者が代行するサービス。保守点検の手間を省けることや、データ消失の危険性が減ることから、企業や官公庁、個人にも急速に利用が広がっており、同社も約5万件の顧客を抱えている。同社によると、トラブルは20日午後5時ごろ発生。一部のサーバーの保守作業を実施した際、作業に使用したプログラムにミスがあり、保存していた顧客のHPやメールのデータが、バックアップ分も含め消失した。

毎日新聞では一連のデータ消失ニュースに関しては、「ファーストサーバ」よりそっちのほうが知名度高いせいか、見出しで「ヤフー子会社」という呼び方をしている。