ネット銀行の偽画面

ネット銀、正規HPに偽画面=顧客情報狙う新手口―警察庁
時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121027-00000018-jij-soci
インターネットを使って銀行取引をする客の情報を狙った新しい犯行手口が発生している。正規のホームページ(HP)にログインした客のパソコンに偽の画面が表示され、第2の暗証番号などの入力を求める手口で、客のパソコンがウイルスに感染している可能性が高い。警察庁や銀行は「画面が出ても入力しないで」と注意を呼び掛けている。
 同庁によると、偽の画面はゆうちょ、三井住友、三菱東京UFJの3銀行で、つい最近確認された。客が銀行の正規HPにIDとパスワードを入力してログインした後、偽のポップアップ画面が出現。安全性を高めるために各行が実際に設けている乱数表や第2の暗証番号、顧客の個人情報などの入力を要求してくる。
 これらの情報が悪用されれば、預金を勝手に送金されるといった被害が出る恐れがある。26日までに実害は報告されていないが、銀行側は「送金など取引をする時を除き、ログイン後に改めてパスワードや乱数表の入力を求めることはない」としている。 

ネットバンキング偽画面、3銀行に相談64件
読売新聞 10月30日(火)9時25分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121030-00000321-yom-soci
 三菱東京UFJ銀行など3行のインターネットバンキングのサイトに暗証番号などを打ち込ませる偽の画面が表示された問題で、3行に29日夕までに計64件の相談があったことが、捜査関係者への取材でわかった。

 このうち50件は暗証番号などの識別情報を入力していたが、口座から現金が引き出されたなどの被害は確認されていないという。

 偽の画面が表示されるのは、パソコンのウイルス感染が原因とみられ、警視庁などは今後、利用者のパソコンを解析し、感染経路を調べる方針。