「保存する」ダイアログの分かりにくさ

Windowsのデータ保存ダイアログは、初心者にはとてもわかりにくい。

デザイン的に、「レイアウトが作業同線に沿っていない」のが問題なんだと思う。

1)保存場所の「おおぞと」(ディスク)を選ぶ
2)ディスク内の細かい保存場所を指定する
3)ファイル名をつける
4)ファイルの種類を決める
5)OKまたはキャンセル

という風に一直線に配置してくれればいいものを、WindowsXPでは下のようなレイアウトになっている。

初心者は「どこを見ればいいのか」でまず混乱してしまう。
左上の「保存先:」はすぐ右を見ればいいのか?下(プレースバー)を見ればいいのか?

ちなみに、テキストではどう書いてあるかというと、今はなきエクスメディアの本には

<名前を付けて保存>ダイアログボックスでは、文書の保存先となるフォルダを指定する方法がいくつか用意されています

…と書いている。
そう!その「いくつか」がすっごくややこしいんだよ!


で、保存画面の説明だが、エクスメディア・FOMともに

1)プレースバー(左側のアイコン)で保存場所をえらぶ
2)「保存する場所」で保存場所を確認←FOMのテキストには説明あるが、エクスメディアには説明ナシ
3)名前をつける
4)「保存」をクリック

…となっている。
でも、このあっさり書かれている1)2)が実はややこしい。
実際の仕事では、「マイドキュメント」や「デスクトップ」の直下ではなく、さらにその中の**フォルダの中の※※フォルダ…と入り組んでいることが多いと思うのだが、そういう場合の操作が実に分かりにくい。

1)保存先がプレースバーで選んだ場所の直下ならいいが、さらにその中にあるフォルダを探す場合、右側に表示される「保存先に存在するフォルダ一覧」から選ばないといけない(しかもたぶん、右側のこのエリアの名称がない。なんかつけといてほしい)
2)初心者のかなりな割合で、「右エリアで保存したいフォルダをクリックして選択(青色に反転している状態)したらOK」と思う人がいる。本当はダブルクリックして、保存したいフォルダの「中身」が見えている状態にしなければならない。このときに「保存する場所」を確認するのが大事になってくる。
3)そうこうしているうちに名前をつけそこねたりする


Vistaではこうなった


ちなみにエクセルの「ハイパーリンク」も非常にわかりにくい。


(つづく)