Wordの貼り付けオプション

Wordでコピー&貼り付けをしたとき、貼り付けオプションには「元の書式を保持」「貼り付け先の書式に合わせる」「テキストのみ保持」の3つがある。
これらがどういう法則になっているのか、今までイマイチよくわかっていなかったので調べてみた。

マイクロソフトのサポートより
http://office.microsoft.com/ja-jp/word-help/HA010215708.aspx
同じ文書内の貼り付け
同じ文書内の別の場所からコピーした内容を貼り付けるときは、次の既定の動作を指定できます。

[元の書式を保持 (既定)]
コピーしたテキストに適用されていた文字スタイルおよび直接の書式設定が保持されます。直接の書式設定には、フォント サイズ、斜体、または段落スタイルに含まれていないその他の特性が含まれます。
[貼り付け先の書式に合わせる]
コピーしたテキストに直接適用されていた書式の大部分は破棄されますが、選択範囲の一部だけに適用された強調のための書式 (太字、斜体など) は保持されます。テキストには、貼り付け先の段落のスタイル特性が適用されます。さらに、テキストの貼り付け時にカーソルが置かれていた位置の直前のテキストに適用されていた、直接の書式設定または文字スタイル特性も適用されます。
[テキストのみ保持]
すべての書式およびテキスト以外の要素 (図、表など) が破棄されます。テキストには、貼り付け先の段落のスタイル特性と、テキストの貼り付け時にカーソルが置かれていた位置の直前のテキストに適用されていた、直接の書式設定または文字スタイル プロパティが適用されます。グラフィック要素は破棄され、表は段落に変換されます。



自分で試してみた。
テキストに書式を設定し、既に書式を設定している文章にコピー&貼り付け、貼り付けオプションを変えてみた結果

  • 太字・斜体・下線を適用したテキストをコピペした場合

元の形式を保持:貼り付け元のテキストの、もとの書式設定のみ適用
貼り付け先の書式を適用:もとの書式設定+貼り付け先の書式が適用される
テキストのみ保持:もとの書式設定は消え、貼り付け先の書式設定のみ適用される

  • フォントの色・フォントサイズ・フォントの種類・網掛け・囲み線を適用したテキストをコピペした場合

元の形式を保持:もとの書式設定のみ適用
貼り付け先の書式を適用:もとの書式設定は消え、貼り付け先の書式のみ適用される
テキストのみ保持:もとの書式設定は消え、貼り付け先の書式設定のみ適用される

  • フォントの色を変え、下線を引いたテキストをコピペした場合

貼り付け先の書式を適用:下線のみイキ、フォントの色は貼り付け先の色が適用される

マイクロソフトのサイトにある通り、太字・斜体・下線の強調3点セットのみが「貼り付け先の書式を適用」を選んだときに元テキストから破棄されずに残るということらしい。