休職→復職のモンダイ

日経新聞 職場の「うつ」に備える
http://www.nikkei.com/life/simple/article/g=96958A96889DE1E7E2E3EBE4E1E2E0E0E2EBE0E2E3E39F889EE2E2E3;p=9694E3E6E2E4E0E2E3E2E4EAE1E3
記事の末尾に、復職についての取り組みが書いてある

職場復帰に「慣らし期間」
 うつ病の治療のため休職した人にとって気になるのが職場復帰。多くの患者は早期の復職を希望するが、実際には復職をきっかけに再発するケースも目立つ。スムーズな復帰に向けての試みが広がりつつある。

(中略)

 企業側でもうつ病などで休職した人を受け入れるための復職ルールを整備する例は増えつつある。まずは慣れた職場で短時間、就労する「慣らし期間」から始め、体調や仕事ぶりについて、産業医や上司、人事担当者らが相談しながら、徐々に元の仕事に戻していくやり方が多い。

 クラレでは例年10人程度が復職プログラムを利用している。復職についてルールを定めたことで「受け入れる職場の対応がスムーズになった」(人事部)。「慣らし」の期間を6カ月から最長10カ月にまで延ばすなど、改善も重ねている。

 うつ病は時間をかけて良くなったり悪くなったりを繰り返しながら回復する。主治医が復職を認めても、完全には回復していないことも多い。五十嵐院長は「復職すると求められるままに仕事を頑張ってしまいがち」と話す。患者も職場も復職に焦りは禁物といえそうだ。