スマホの個人情報漏れ

スマホ 情報漏れに注意(毎日新聞
http://mainichi.jp/feature/news/20120517ddm013100017000c.html

アダルトサイトにアクセスしたら、しばらくして知らない業者から突然スマホに電話があり「サイトの視聴料金9万9800円を支払ってください」と要求された。なぜ、電話番号を知られてしまったのか−−。東京都消費生活総合センターには、こんな相談が急増している。

 スマホの悪用による架空請求は、悪質業者に個人情報が伝わってしまう点で、パソコンでの被害よりも悪質性が高いとも言われる。
(中略)
IPAによると、架空請求の手口は、単に高額の請求画面を見せているだけのものと、ウイルスによるものに大別できる。前者の場合は画面を消してしまえばもう出てこないが、ウイルスの場合はやっかいだ。アダルトサイトにアクセスすると「再生専用アプリ」のダウンロードを促す画面が出る。

 実はこのアプリが悪質業者の仕掛けたウイルスなのだが、そうと知らずにダウンロードしてしまうと、自分の位置情報や電話番号、メールアドレスといった個人情報が知らぬ間に業者に伝わってしまい、業者から料金請求の電話がかかってきたり、メールが送られてきてしまう。

 パソコンの場合も、自分のパソコンのネット上の識別番号「IPアドレス」が業者に知られてしまうことはある。だが、IPアドレスだけでは業者が所有者に連絡することはできない。IPAは「所有者にいつでも直接連絡できる点で、パソコンでの詐欺に比べ悪質化しているとも言える」と話す。