日本直販破綻

毎日jp
日本直販破綻:ネットへの対応遅れ テレビ広告費かさむ
http://mainichi.jp/select/news/20121110k0000m020071000c.html

日本直販」ブランドのテレビショッピングで知られた総通が経営破綻したのは、成長を続けるインターネットを通じた市場への取り組みが遅れたことが大きい。通販業界自体は市場が拡大しているなか、広告費などのコストもかさむテレビだけでは限界があることを示した。

(中略)

 総通の不調と対照的に躍進したのが00年11月にウェブサイトを開設した米系ネット通販のアマゾンジャパンで、通販新聞によると今や業界最大手。

(中略)

 アマゾン上陸と時を同じくして、国内通販各社のネット参入が相次いだ。カタログ通販が中心だった大手の千趣会は、00年に始めたネット通販が現在では、年間売上高約1300億円の6〜7割を占める。主な顧客が30〜40歳代の女性だったこともネット通販にシフトしやすかった。

深夜のテレビ通販が中心だったジャパネットたかたも00年にネット通販を始める一方、01年にはCSデジタル放送で自社の専門チャンネルの放送を始め、現在は商品紹介番組を24時間流す。一方で、新聞の折り込みチラシなど紙媒体も重視する「メディアミックス」戦略で顧客層を拡大。