LANのお勉強

Windows7でファイル共有を設定する方法、というのを本やネットでいろいろ調べていると

1)共有する相手を「everyone」にして、パスワードなしで他のマシンからアクセスする
2)共有する相手のユーザ名・パスワードを登録して、他のマシンからアクセスするときは認証画面からユーザ名・パスワードを入力させる

・・・という2通りの方法が出てくる。
2)では、まずそれぞれのマシンのアカウントに「パスワードを設定しておく」というところから話がはじまる。
が、1)ではまったくそんなところに頓着せず、いきなりフォルダを右クリックして「共有」→「特定のユーザ」→「everyone」とやってオシマイ、となっている。
それに、説明によっては共有の設定画面のキャプチャがなんか違う・・・。


なんでこうなるの??


どうも「Windows7」ばっかりで調べてたのがいけないようで、Vistaも含めいろいろ調べてやっと分かったこと。
WindowsVistaから、ファイル共有がかなり変更されているようだ。

  • ホームグループや、パブリックフォルダの追加
  • 共有フォルダを設定するときには、ウィザードを使う方法とプロパティから手動でやる方法がある(なので、「説明によっては共有の設定画面が違う」と見えたのだった。実際には2種類あるからなのだ)
  • 共有フォルダにアクセスするときにパスワードが必要。これは解除できる

▼こちらのサイトが詳しい。
@IT Windows 7時代のワークグループ・ネットワーク 第2回 ワークグループ・ネットワークのファイル共有設定
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/7workgroup02/7workgroup02_02.html
こちらのサイトより引用

フォルダを公開している側ではあらかじめ同じユーザー名とパスワードの組のアカウントを作成しておき、さらにファイル・システムに対してもそれらのユーザーに対するアクセス権を設定しておく必要がある。

 だがこれが面倒な場合は、ファイル共有におけるパスワード保護を解除するという方法もある。パスワード保護とは、共有アクセス時にユーザー名とパスワードを要求し、それがローカル側(サーバ側)に登録されているアカウントと一致した場合にアクセスを許可するアクセス制御方法である。セキュリティを保つためにはこの要求は当然だろう。

 しかし従来のWindows OSにおける匿名アクセスのように、何もアカウントを設定せずにアクセスできる方が便利なこともある。そこで用意されているのが、Windows VistaWindows 7のパスワード保護の解除機能である。パスワード保護を解除すると、クライアントからのアクセスはすべてGuestアカウントに置き換えられ、パスワードなしでアクセスできるようになる。

しかし、じゃあ、パスワード必要を解除したらGuestアカウントでアクセスしたことになる、というが、ふつうに「everyone」と設定するのとはどう違うの?
本でもネットでも、ファイル共有でeveryoneを使う説明では、認証画面が出てくることなくアクセスできるかのように書いてある。
everyoneは例外的にパスワード不要ってことなのか?
だいたい、Guestとeveryoneはどう違うのか?同じギモンを持った人はいるようで、教えて系のHPにそういう質問がいくつかあったがよく分からなかった。



@IT Windows 7時代のワークグループ・ネットワーク
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/7workgroup01/7workgroup01_01.html
▲これを読んでわかったこと引用

(ワークグループを)利用するWindows OSによって、サポートされている最大ユーザー数には制限がある。基本的には10ユーザーまでとなっているOSが多いが、Windows 7では20ユーザーまでに拡大されている。

ワークグループ・ネットワークのセキュリティ・モデルは非常にシンプルで、基本的にはユーザー名とパスワードを使ったアクセス制御リストによって実現されている。
(中略)
ワークグループ・ネットワークで共有リソースを利用するためには、サーバ側とクライアント側の双方に共通のユーザー名とパスワードの登録が必要になる。もしくは接続するときに、明示的に接続用ユーザー名とパスワードを指定する(通常は、クライアントPCにログオンしたときのユーザー名とパスワードが、サーバへのアクセスにも利用されるようになっている)

↑本を読んだとき、赤字部分が「別途新しいユーザ名・パスワードを設定」なのか、「ログオン時と同じもの」なのかが分からなかったがこれで分かった。日本語ってややこしい。