Excel 行を挿入したときに自動で数式が入るのって?

Excelで、ずっと気になっていたことがある。

上記FOM出版のテキスト「よくわかるWord2010&Excel2010」の第6章に、

行を挿入してデータを入力したら、自動で上の行とおなじ数式(SUM関数や掛け算)が入る

…という内容があるのだが、いろんな行で試すと出来るときと出来ないときがある。何故??


MOS対策勉強で、ついでに調べて分かった。
どうやら、Excelの「データ範囲の形式および数式を拡張」という機能によるみたいだ。

マイクロソフトHPより
http://office.microsoft.com/ja-jp/excel-help/HP001216424.aspx
既定では、Microsoft Office Excel でセル範囲の末尾に新しいデータを入力すると、そのデータには前の行に合わせて自動的に書式が設定されます。
この書式が適用されるのは、新しい行の直前にある 5 行のうち、少なくとも 3 行に同じ書式が設定されている場合です。
また、新しい行の直前にある 5 行のうち、少なくとも 3 行で繰り返されている数式も自動的にコピーされ、新しい行に拡張されます。

このオプションは、必要に応じてオンまたはオフにできます。
[詳細設定] カテゴリで、[編集設定] の [データ範囲の形式および数式を拡張する] チェック ボックスをオンまたはオフにします。


「新しい行の直前にある 5 行のうち、少なくとも 3 行に同じ書式が設定されている場合」。
この法則を知らなかった私には、「出来たり出来なかったりするのなんで?」と思ったのだ。
たしかに、上記のFOMテキストではこの条件を満たす箇所に行を挿入している。
だから、同じ表のたとえば2行目に行を挿入しても数式は拡張されない。

う〜ん。FOMの本は、この条件を説明せずに載せていたのか。